ブルーベリーの歴史

ブルーベリー 今や世界中で愛され、栽培されている小さな青いフルーツ、ブルーベリー。その歴史は古く、植物学者達は13,000年以上前に出現したと推定しています。ルーツは北米にあり、アメリカの歴史と深いつながりがあるようです。

大昔から生活に欠かせない果実

ヨーロッパ人がアメリカ大陸に到着した時、アメリカ先住民は既にブルーベリーを食していました。そして天日干しにし、スープやシチュー、肉料理に加えたり、つぶした粉末を肉の防腐剤にしたりと、年間を通して使っていました。そう、彼らは、現在の私たちと同じようにブルーベリーを食べエネルギーを得ていたのです。

スター・ベリーが命を救う?

小さな青いフルーツ、ブルーベリーの実の先にある萼の形がきれいな星形であることから、先住民はブルーベリーを「スター・ベリー」と呼んでいました。 部族の長老たちは飢餓の際に主神がどのように彼らにスター・ベリーを与え、子供達の飢えを満たしてくれたかを物語るなど、様々な民話を語り継いできました。伝説によると、移住者が最初の冬を乗り越えられるようにブルーベリーを与えていたともいわれています。また先住民は、ブルーベリーの葉や根までを使い医療目的にも活用していたようです。

先住民の作る焼き菓子

さらに先住民たちは、サウイトーティーグと呼ばれるブルーベリーを使った最初の焼き菓子を作ったようです。ブルーベリーと砕いたトウモロコシ、水で作ったシンプルなプディングは彼らの大好物でした。サウイトーティーグはその後、入植者の間でも人気となり、牛乳やバター、砂糖が加えられ、歴史学者達は、それがサンクスギビング料理の一部になったとしています。

欧州は医療目的に注目

一方大西洋の向こうでも、ヨーロッパ人の間で、ビルベリーと呼ばれるブルーベリーが様々な医療目的に使われていました。ビルベリーの根を煎じたお茶を妊娠中の女性に飲ませてリラックス効果を促したり、ビルベリーシロップを咳止めに使用したり、ビルベリーは視力にも良いと考えていました。

商業生産を叶えた2人の活躍

エリザベス・ホワイト 現在、いつでも気軽に購入し食べることができるブルーベリーですが、その背景には、熱心な2人の活躍がありました。ブルーベリーが栽培できるようになるとは誰も思わなかった1900年代初期、ニュージャージー州の農家の娘エリザベス・ホワイトは、ブルーベリーを栽培しようと考えたのです。彼女は、農務省の植物学者であるフレデリック・コヴィル博士と協力し、最も好ましい特性をもつワイルドブルーベリーの苗木を見つけ、異種交配させることで、新しいブルーベリーの品種を作りました。そしてコヴィルとホワイトは、1916年についにニュージャージー州のホワイツボッグで初めてブルーベリーの商業生産に成功したのです。
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